天然物ケミカルバイオロジー:分子標的と活性制御 - 文部科学省科学研究費補助金「新学術領域研究(研究領域提案型)」(平成23~27年)

計画班

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A01班:分子標的探索と生物学的評価

標的同定と生物学的検証を専門とするA01の研究者は、ビーズテクノロジーを中心とした方法論を用いて、A02の研究者が所有する天然物リガンドを用いる標的探索を行うとともに、その生物学的検証(バリデーション)のためのアッセイ系の構築を行います。この際、多官能基性である天然物リガンドをアフィニティービーズ上に正確に固定するには、合成化学的な知識と経験が必須であり、適宜A02の研究者と連携を図り、これを実行します。

半田 宏

半田 宏(班長)
東京医科大学・特任教授
研究室: http://www.handa.bio.titech.ac.jp/
研究課題: ビーズテクノロジーによる標的探索と生物学的評価

岡本 隆一

岡本 隆一
東京医科歯科大学・再生医療研究センター・教授
研究室: 所属先HP
研究課題: 生体センサー腸上皮によるバイオスクリーニング法の開発
研究分担者: 中村 哲也(東京医科歯科大学大学院・医歯学総合研究科・教授)

渡辺 肇

渡辺 肇
大阪大学大学院工学研究科・教授
研究室: http://www.bio.eng.osaka-u.ac.jp/ez/index.html
研究課題: オミクス技術による生理活性化合物の生物学的評価

小林 資正
大阪大学薬学研究科・教授
研究室: http://www.phs.osaka-u.ac.jp/homepage/b012
研究課題: 医薬シーズとしての活性天然物の探索とその標的分子の解析
連携研究者: 古徳 直之(大阪大学薬学研究科・助教)
連携研究者: 荒井 雅吉(大阪大学薬学研究科・准教授)

A02班:天然物リガンドの探索と合成

天然物リガンドの探索的・合成的供給を専門とするA02の研究者は、新規天然物リガンドの探索・合成研究を行います。この際、医学・生物学を専門とするA01の研究者によって提供されるアッセイ系を活用することで、生物学領域への波及効果の大きい天然物リガンドの供給を目指します。

入江 一浩

入江 一浩(班長)
京都大学大学院農学研究科・教授
研究室: http://www.orgchem.kais.kyoto-u.ac.jp/
研究課題: 抗がん剤開発を指向した新規 PKC リガンドの創製と作用機作解析
研究分担者: 柳田 亮(香川大学農学部・助教)

井本 正哉

井本 正哉
慶応義塾大学理工学部生命情報学科・教授
研究室: http://www.bio.keio.ac.jp/labs/imoto/
研究課題: 細胞機能を制御する新規天然有機化合物の開拓・創薬研究
連携研究者: 掛谷 秀昭(京都大学薬学研究科・教授)
研究分担者: 田代 悦(慶應義塾大学理工学部・専任講師)

松永 茂樹

松永 茂樹
東京大学大学院農学生命科学研究科・教授
研究室: http://anpc.fs.a.u-tokyo.ac.jp/index.html
研究課題: 海洋生物由来の抗腫瘍リガンド
研究分担者: 高田 健太郎(東京大学大学院農学生命科学研究科・助教)

石橋 正己

石橋 正己
千葉大学大学院薬学研究院・教授
研究室: 研究室HP
研究課題: 疾患および再生シグナルを制御する新規天然物リガンドの探索
研究分担者: 荒井 緑(千葉大学薬学研究院・准教授)
研究分担者: 石川 直樹(千葉大学薬学研究院・助教)

品田 哲郎

品田 哲郎
大阪市立大学大学院理学研究科・教授
研究室: http://www.sci.osaka-cu.ac.jp/chem/henkan/index.html
研究課題: 高活性グルタミン酸リガンドの創製
連携研究者: 島本 啓子((財)サントリー生命科学財団・主幹研究員)
連携研究者: 坂口 和彦(大阪市立大学理学研究科・准教授)
研究分担者: 大船 泰史(大阪市立大学理学研究科・名誉教授)

渡邉 秀典

渡邉 秀典
東京大学大学院農学生命科学研究科・教授
研究室: http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/org-chem/
研究課題: 新規な機能を有するリガンド低分子の創製とその基礎ならびに応用研究

A03:標的探索・合理的分子設計の新方法論

化学的新方法論の探索を目指すA03の研究者は、各自が既に全合成を完了した天然物リガンドを対象に、構造生物学的な知見を加味した構造展開の論理的な新方法論を模索します。また、重要な生理活性天然物リガンドの中には中程度の標的親和性をもつものが多く含まれます。A01で行われるビーズテクノロジーを基盤とするリガンド探索は、このようなリガンドを不得手としています。このため、ビーズテクノロジーに対して相補的な化学的標的探索法を開発することはA03の重要な課題であり、一層効率的な方法論の開発をめざします。

上田 実

上田 実(領域代表、班長)
東北大学大学院理学研究科・教授
研究室: 研究室サイト
研究課題: 生物現象を誘起する新規内因性分子作用機構

叶 直樹

叶 直樹
東北大学大学院薬学研究科・准教授
研究室: http://www.pharm.tohoku.ac.jp/
~gousei/synthetic/index.html
研究課題: 生理活性化合物の標的タンパク質同定
研究分担者: 臼井 健郎(筑波大学生命環境科学研究科・准教授)

木越 英夫

木越 英夫
筑波大学数理物質系 生物有機化学研究室・教授
研究室: http://www.chem.tsukuba.ac.jp/kigoshi/
研究課題: 細胞骨格タンパク質の関わる抗腫瘍性発現機構の解明
研究分担者: 北 将樹(筑波大学数理物質科学研究科・准教授)

西川 俊夫

西川 俊夫
名古屋大学大学院生命農学研究科・教授
研究室: http://www.agr.nagoya-u.ac.jp/~organic/
研究課題: イオンチャネルの精密機能制御
研究分担者: 安立 昌篤(名古屋大学生命農学研究科・助教)
共同研究者: 此木 敬一(東北大学農学研究科・准教授)

佐々木 誠

佐々木 誠
東北大学大学院生命科学研究科・教授
研究室: http://www.agri.tohoku.ac.jp/kanshoku/
研究課題: ポリエーテル天然物を基盤としたイオンチャネル選択的阻害剤の創製と機能解析・制御
連携研究者: 不破 春彦(東北大学生命科学研究科・准教授)
連携研究者: 此木 敬一(東北大学農学研究科・准教授)

最終的には、いかなる天然物リガンドの標的同定にも対応できる一般的方法論を構築し、それを基盤とする化学的/生物学的研究展開を実現します。「生物学領域への波及効果の大きい天然物リガンドの供給→標的同定→構造最適化・単純化アナログの論理的分子設計」という天然物ケミカルバイオロジーの研究スキームを確立します。

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